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Top > ロシア
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Russia ロシア |
総合危険度:1.6
(総合危険ポイント:2133.2)
事前に危険情報を確認し、 注意して渡航・滞在してください。
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誘拐
危険度:1.0
(危険ポイント:3.8)
危険性が比較的に低い項目ですが、危険がある場合も あるため注意して渡航・滞在してください。
近年ロシアでは、誘拐事件の認知件数が年間350~400件で推移しており、依然として高い水準にあります。犯行の態様は、武装勢力が政府関係者や一般住民を誘拐するケース、犯罪組織がビジネス利権絡みで敵対勢力等の関係者を誘拐するケース、子供の誘拐など様々です。
・夜間の外出は極力避け、必要な場合は乗用車を利用し、短期間で帰宅してください。
・日常の行動をパターン化せず、出勤ルート・時間等は変化を持たせましょう。
・日頃から周辺の様子について、普段と違うかどうか注意する習慣をつけましょう。(監視・尾行等に敏感に気付くことが重要)
・個人情報の管理を徹底しましょう。
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人口10万人あたり発生件数(件) |
日本 |
0.2 |
ロシア |
0.3 |
(最新データ)
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傷害・暴行
危険度:0.9
(危険ポイント:286.4)
危険性が比較的に低い項目ですが、危険がある場合も あるため注意して渡航・滞在してください。
ナショナリズムの高揚を背景に外国人排斥主義的な風潮が一部見られ、日本人を含む外国人、特にアジア・アフリカ系の人々が若者の集団から暴行を受ける事件が発生しています。 薬物に絡む犯罪や銃器等を使用した殺人等の凶悪事件も多発しています。
被害例:邦人男性が深夜、地下鉄駅から自宅まで徒歩で帰宅途中、公園前を通過中、いきなり3人組の若者から殴る蹴るの暴行を受け、現金、携帯電話が入っていたバッグが盗まれました。
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人口10万人あたり発生件数(件) |
日本 |
21.0 |
ロシア |
22.9 |
(最新データ)
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窃盗
危険度:1.3
(危険ポイント:1293.5)
危険性がある項目のため、事前に危険情報を確認し、 注意して渡航・滞在してください。
ロシアの治安情勢は安定しているとは言えません。特に都市部では、外国人を狙った強盗事件やスリ、置き引き、詐欺、クレジットカードやキャッシュカードのスキミング犯罪等が多発しており、日本人も多く被害に遭っています。
窃盗の被害例
・キエフスカヤ駅やベラルースカヤ駅の構内やエスカレータ、赤の広場近くの地下道内で肩にかけていたバッグから財布だけがいつのまにかなくなっていた。
・地下鉄車内で肩にかけていたバッグのファスナーが気付かないうちに開けられており貴重品を盗難された。
・旅行者がレストランで食事中、自分の椅子の下に置いておいた鞄が気付かないうちに無くなっていた。
・車内に金品を置いたままにはしないでください。(車上狙いが頻発しています。)
・白タクは避け、正規のタクシー会社のものを利用してください。正規のタクシーは会社名と電話番号が窓部分に示されています。
・警官から現金を不当に要求されたら、支払いを拒み、大使館に連絡しましょう。
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人口10万人あたり発生件数(件) |
日本 |
356.2 |
ロシア |
633.7 |
(最新データ)
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強盗・強奪
危険度:1.0
(危険ポイント:917.1)
危険性が比較的に低い項目ですが、危険がある場合も あるため注意して渡航・滞在してください。
ロシアの治安情勢は、安定しているとは言えません。特に都市部では、外国人を狙った強盗事件が多発しており、日本人も多く被害に遭っています。
・外壁が2m以上あり、ガードマンが常駐しているといった警備体制の高いホテルや住居に宿泊しましょう。
・夜間の外出は極力避け、必要な場合は乗用車を利用し、短期間で帰宅しましょう。
・不審者等がいないか警戒し、危険を感じたら大通りや商店など人目の多い場所に逃げましょう。
・ホテル客室扉を開閉した際には、必ずロックされたことを確認し、チェーン錠が備わっている場合には必ず使用する。室内にセーフティボックスが備わっている場合、貴重 品はセーフティボックス内に収納しましょう。(ホテルの部屋に侵入されるケースがあります。)
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人口10万人あたり発生件数(件) |
日本 |
2.4 |
ロシア |
54.2 |
(最新データ)
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強姦・強制猥褻
危険度:0.8
(危険ポイント:49.2)
危険性が比較的に低い項目ですが、危険がある場合も あるため注意して渡航・滞在してください。
・いかがわしいバーなどへ近付くことは、極力避けましょう。
・不審者等がいないか警戒し、危険を感じたら大通りや商店など人目の多い場所に逃げましょう。
・見知らぬ人に声をかけられた場合は警戒してください。(睡眠薬が含まれた飲食物を与えられることで荷物を奪われたり、性犯罪の被害に遭う可能性があります。)
・夜間の外出は極力避け、必要な場合は乗用車を利用し、短期間で帰宅してください。
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人口10万人あたり発生件数(件) |
日本 |
6.8 |
ロシア |
10.2 |
(最新データ)
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テロ
危険度:1.2
(危険ポイント:0.4)
危険性がある項目のため、事前に危険情報を確認し、 注意して渡航・滞在してください。
2016年11月14日に、ロシアの反テロ委員会はテロの危険性が高いことを発表し、ロシア政府は現在、空港や主要公共機関での警戒体制を強化しています。テロは観光客が多く利用する、空港や鉄道などの公共機関で発生する可能性もあり、十分な警戒が必要です。イラクやシリアで活動しているイスラム過激派組織IS(イスラム国)には多数のロシア人が参加しているといわれており、帰還したイスラム過激派分子によるロシア国内でのテロの懸念が生じています。ロシアでテロを企てる者は、北コーカサス地方出身のイスラム教徒であることが多く、彼らは分離独立を目指し、ロシアの政府機関を狙うことがほとんどですが、ロシア全土で市民を標的としたテロを行う可能性もあります。モスクワ市などの大都市では、過去に地下鉄駅や国際空港において多数の死傷者を出したテロ事件が発生しており、引き続き地下鉄、空港、主要都市間の鉄道等の公共交通機関、連邦保安庁(FSB)、内務省等治安機関(交通警察検問所を含む)を狙った自爆テロや爆弾テロが発生する可能性があります。
(最新データ)
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殺人
危険度:1.8
(危険ポイント:148.0)
危険性がある項目のため、事前に危険情報を確認し、 注意して渡航・滞在してください。
ナショナリズムの高揚を背景に外国人排斥主義的な風潮も一部見られ、日本人を含む外国人、特にアジア・アフリカ系の人々が若者の集団から暴行を受ける事件が発生しています。 薬物に絡む犯罪や銃器等を使用した殺人等の凶悪事件も多発しています。ヒットラーの誕生日(4月20日)や「民族統一の日」(11月4日)の前後は外国人排斥運動が活発化します。不要不急の外出や、深夜・早朝の外出は控えましょう。
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人口10万人あたり発生件数(件) |
日本 |
0.3 |
ロシア |
9.5 |
(最新データ)
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政情不安
危険度:1.4
(危険ポイント:249.2)
危険性がある項目のため、事前に危険情報を確認し、 注意して渡航・滞在してください。
・クリミアはロシア政府が2014年3月21日にロシア領に併合してから、緊張状態が続いています。
・ジョージアと国境を接する北コーカサス連邦管区では、武装勢力による襲撃や自爆テロ事件、誘拐が発生しています。
・ウクライナ軍と新ロシア派(ロシアに支援を受けている)との間での衝突が続いており、内戦状態にあります。
・誘拐事件等の凶悪犯罪も頻発しています。
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自然災害
危険度:1.0
(危険ポイント:293.6)
危険性が比較的に低い項目ですが、危険がある場合も あるため注意して渡航・滞在してください。
洪水
ロシア南部では洪水が散発的に発生しています。現地のニュースなどで情報を入手しましょう。
森林火災
シベリア東部では森林火災が頻発しています。森林に渡航予定の方は、現地の情報を入手の上、森林火災に警戒をしてください。
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2007〜2016年 被災者数(人) |
日本 |
1,449,493 |
ロシア |
526,444 |
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交通機関事故
危険度:3.3
(危険ポイント:12606.2)
危険性が非常に高い項目であるため、十分な注意と安全対策が必要不可欠です。危険性を回避できないと判断した場合は渡航・滞在するのはお控えください。
モスクワではここ数年の急激な車の増加、幹線道路以外の道路整備の立ち後れ、路上駐車の常態化等により、慢性的な渋滞が発生し、交通事情は極めて悪化しています。 道路標示や交通標識はおおむね日本と同じですが、左折が禁止された交差点が多く、また矢印信号によらなければ交差点の右左折ができない場所もあるため、交通法規を熟知していないと極めて運転しにくい状況となっています。さらに各ドライバーの運転は、日本と比べて、安全確認を怠った運転を行う傾向があり、さらに信号無視も多く、運転や横断歩行通行の際には、信号が青でも安全確認を行ってください。
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人口10万人あたり死亡者数(人) |
日本 |
3.8 |
ロシア |
18.5 |
(最新データ)
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ロシア
テロ情報
現状
2016年11月14日に、ロシアの反テロ委員会はテロの危険性が高いことを発表し、ロシア政府は現在、空港や主要公共機関での警戒体制を強化しています。
テロは観光客が多く利用する、空港や鉄道などの公共機関で発生する可能性もあり、十分な警戒が必要です。
イラクやシリアで活動しているイスラム過激派組織IS(イスラム国)には多数のロシア人が参加しているといわれており、帰還したイスラム過激派分子によるロシア国内でのテロの懸念が生じています。
ロシアでテロを企てる者は、北コーカサス地方出身のイスラム教徒であることが多く、彼らは分離独立を目指し、ロシアの政府機関を狙うことがほとんどですが、ロシア全土で市民を標的としたテロを行う可能性もあります。
モスクワ市などの大都市では、過去に地下鉄駅や国際空港において多数の死傷者を出したテロ事件が発生しており、引き続き地下鉄、空港、主要都市間の鉄道等の公共交通機関、連邦保安庁(FSB)、内務省等治安機関(交通警察検問所を含む)を狙った自爆テロや爆弾テロが発生する可能性があります。最近、爆発物を仕掛けた等の不審電話によりショッピングセンターや公共交通機関において、当局の指示で一時避難措置がとられる事態が頻発しています。
近年、特定の組織に属さず、インターネット情報の影響を受けて過激化し、テロを起こす「ローンウルフ型」テロも世界各地で発生しており、十分な警戒が必要です。
直近のテロ関連ニュース
2016年11月14日
ロシアの反テロ委員会はテロの危険性が高いことを発表し、ロシア政府は現在、空港や主要公共機関での警戒体制を強化しています。
2016年2月8日
ロシアの治安当局はIS(イスラム国)のものと思われる、7名がロシアの複数の都市で大規模なテロを企てたとして、逮捕しています。
2015年10月31日
エジプトを出発し、ロシアのサンクトベテルブルクを目指していた航空機がシナイ半島の北部に墜落する事件が発生しました。エジプト、ロシア両政府は事故の原因究明のため捜査を行い、2015年11月17日にロシアの治安当局は、事故は航空機に仕掛けられた爆発物によるものであると発表しました。
2015年10月11日
ロシアの治安当局はテロを計画していた容疑で、10名をモスクワで逮捕しました。
トラベルアドバイス
・大勢が集まる場所やデモ集会等には近づかないようにしてください。
・特にラマダン(特に金曜日)及びイード期間中はテロが発生するリスクが高いため、その期間中は特に警戒してください。
・政府関連施設に行く際は十分な警戒をしてください。(国会等の政府機関を狙ったテロが発生する可能性があります。)
・レストランでは、オープンスペースや出入口付近、ガラス戸近くを避け、奥の壁際か柱の近くに席をとりましょう。
・爆発音が聞こえたらすぐにその場に伏せ、できれば爆発現場の反対方向に頭を向けて、鞄等で頭部を保護してください。
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ロシア
犯罪・誘拐情報
現状
ロシアの治安情勢は安定しているとは言えません。特に都市部では、外国人を狙った強盗事件やスリ、置き引き、詐欺、クレジットカードやキャッシュカードのスキミング犯罪等が多発しており、日本人も多く被害に遭っています。またナショナリズムの高揚を背景に外国人排斥主義的な風潮も一部見られ、日本人を含む外国人、特にアジア・アフリカ系の人々が若者の集団から暴行を受ける事件が発生しています。 薬物に絡む犯罪や銃器等を使用した殺人等の凶悪事件も多発しています。
地下鉄、路線バス、トロリーバス等の公共交通機関内や観光名所、各種商業施設からの出入時等において突然犯罪グループに取り囲まれ、身動き出来ない一瞬の間に貴重品を奪われるという手口の被害が多く発生しています。具体的には、地下鉄車両内においてドアが閉まる瞬間に犯人がカバンをひったくりホームに飛び降り逃走する手口、観光名所では物売りを装って接近し油断している間に貴重品をスリ盗る手口による被害が多く、特に注意が必要です。
被害事例
窃盗・強盗(未遂含む)被害事件(日本人の被害が最も多いのは窃盗被害)
・キエフスカヤ駅やベラルースカヤ駅の構内やエスカレータ、赤の広場近くの地下道内 で肩にかけていたバッグから財布だけがいつのまにかなくなっていた。
・地下鉄車内で肩にかけていたバッグのファスナーが気付かないうちに開けられており貴重品を盗難された。
・旅行者がレストランで食事中、自分の椅子の下に置いておいた鞄が気付かないうちに 無くなっていた。
詐欺被害事件
・旅行者がクレムリン付近の道路を歩いていたところ、前を歩いていた人物がドル紙幣入りのビニール袋を落としたがそのまま無視して通り過ぎたところ、同人の直ぐ後ろを歩いていたロシア人が同袋を拾い上げ、落とし主に手渡した。突然警官らしき人物が現れ、日本人に対し、金を盗んだのではないかと言いがかりをつけ、財布の中身を見せるよう要求してきたので見せたが、後になって確認したら、4万円相当の現金が盗まれていた。
・在留邦人がレストランで食事後、いわゆる白タクにて自宅へ向かった。料金が150ルーブルであったので、千ルーブル札で支払ったところ、釣りとして最初に100ルーブル札7枚、その後残りの150ルーブルを渡された。自宅に戻り財布の中身を改めたところ、100ルーブル札7枚が精巧な玩具紙幣であった。
キャッシュカード、クレジットカード関連被害事件
・普段から市内のATMで銀行のキャッシュカードを利用しているモスクワ在住者が、過去に盗難、紛失歴もないにもかかわらず、本人が行ったことのない東欧の国で使用されたとして、多額の現金が引き出されていた。
・市内の日本レストランでスリに遭った日本人男性のクレジットカードが使われて、短時間のうちに現金を引き出された。日本人男性はレストランから出る際に被害に気付いて直ぐにクレジットカード会社に連絡したが、間に合わなかった。
不良警察官、係官による被害
・駐在員が出張者とともに市内北東部の地下鉄駅付近を歩いていたところ、警察官に身分証明書の提示を求められた。駐在員は、警察官が到着通知に不備があるとして5,6000ルーブルを支払うよう要求してきたため、大使館に連絡してきた。大使館から警察官に対し現場での罰金の支払は認められていない旨抗議したところ、解放された。
・留学生が通行中、パトカーに乗っている警官2名に呼び止められ、身分証明書の提示を求められた。警官は到着通知に不備があるとして、通常は5,000ルーブルであるが、今この場で払えば1,000ルーブルにしてやると罰金を要求してきた。同人が支払をためらっているとパトカーに乗車するよう言ってきたので、急いでいたこともあり支払った。
モスクワの交通事情
モスクワではここ数年の急激な車の増加、幹線道路以外の道路整備の立ち後れ、路上駐車の常態化等により、慢性的な渋滞が発生し、交通事情は極めて悪化しています。 道路標示や交通標識はおおむね日本と同じですが、左折が禁止された交差点が多く、また矢印信号によらなければ交差点の右左折ができない場所もあるため、交通法規を熟知していないと極めて運転しにくい状況となっています。さらに各ドライバーの運転は、日本と比べて、安全確認を怠った運転を行う傾向があり、さらに信号無視も多く、運転や横断歩行通行の際には、信号が青でも安全確認を行ってください。
トラベルアドバイス
・夜間の外出は極力避けること。必要な場合は乗用車を利用し、短期間で帰宅しましょう。
・外出時は荷物を宿泊場所に預け、できるだけ荷物を持たず両手が使えるようにしましょう。
・不審者等がいないか警戒し、危険を感じたら大通りや商店など人目の多い場所に逃げましょう。
・多額の現金やパスポートなどの貴重品は持ち運ばないでください。(スリ被害が頻発しています。)
・クレジットカードはスキミングを警戒し、信用できる場所でのみ使用しましょう。
・強盗被害にあった際には抵抗しないでください。(犯人が銃器やナイフを持っている可能性があります。)
・財布や鍵などは必ず身に付け、ハンドバッグに入れて持ち運ばないようにしましょう。
・ヒットラーの誕生日(4月20日)や「民族統一の日」(11月4日)の前後は外国人排斥運動が活発化します。不要不急の外出や、深夜・早朝の外出は控えましょう。
・見知らぬ人からの飲食物を受け取ったり、自分の飲食物を放置するのは止めましょう。(飲食物に睡眠薬が混入している場合があります。)
・車内に金品を置いたままにはしないでください。(車上狙いが頻発しています。)
・白タクは避け、正規のタクシー会社のものを利用してください。正規のタクシーは会社名と電話番号が窓部分に示されています。
・警官から現金を不当に要求されたら、支払いを拒み、大使館に連絡しましょう。
・軍事関連施設や治安機関施設等、政府関連施設の周辺では写真撮影は控えましょう。(撮影が禁止されている場合があります。)
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ロシア
病気・感染症情報
衛生・医療事情
公的医療施設としては、地区ごとにポリクリニカ(外来病院)とバリニッツア(入院病院)が設置され、登録されている市民は低額で受診できますが、常に多くの患者で混雑し何時間も待たされる上、医療水準は低く設備、医療器材、薬品が不十分なことが多いのが現状です。近年公的医療機関の中でも私費診療を行う医療水準の高い病院(旧ソ連時代の特権階級向け公立病院など)が出てきましたが、「会員契約や支払保証がないと受診できない」「英語が通じない」といった制約があるので、現実的に私たち外国人が自由に受診できるわけではありません。以上の理由から、日本人にとっては英語(日本語)の通じる欧米系クリニックなどを利用するのが便利です。診療費は概して高額で、受診に際して最低でも120ユーロ相当額前後の診察料が必要となり、さらに検査料・薬品代などが加わり多額の費用がかかります。入院が必要となる病気・怪我の場合には、前述の医療水準の高い病院に入院するか、あるいは日本や西欧などの医療先進国への移送になります。現地医療機関に入院する際は、公・私立問わず保証金(60~300万円)を支払うことになり、現金あるいはクレジットカードによる入金が確認されないと治療されないばかりか入院も許可されず、外来で長時間待たされることもあるので注意が必要です。国外へ移送となる場合も個人の支払い能力を超えた金額が提示されますので、海外旅行者保険への加入は必須となります。 保険加入の際は、受診できる医療機関、補償額、キャッシュレスサービス付帯の有無、免責事項など保険約款を必ず確認してください。ロシアの医療水準が以前に比べ上がってきているのは事実ですが、きめ細かい配慮のきいた医療はまず期待できませんので、出産、緊急性のない外科手術、難易度の高い検査・処置などは日本に帰国して行うことをお勧めします。
警戒すべき病気・感染症
エイズ
症状:リンパ節の腫れ、発熱や下痢を発症し、さらに進行すると肺炎や皮膚病になったり、腫れものの発生
感染経路: HIVウイルスに感染した人の血液、母乳、精液、膣分泌液などの様々な体液によって感染
対処方法:ウイルスを完全になくすことはできないが、いろいろな薬を使うことによってウイルスを抑制し、病気の進行を大幅に抑えることができる。
その他
インフルエンザ、花粉症
トラベルアドバイス
・十分な額の海外旅行傷害保険に加入しましょう。
・予防接種はできるだけ赴任前に受けてください。
・市販のミネラルウォーターを飲用することをお勧めします。(水道水については、病原体の混入、配管の老朽による鉄や鉛の過剰混入が認められています。)
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ロシア
自然災害情報
現状
洪水
ロシア南部では洪水が散発的に発生しています。
森林火災
シベリア東部では森林火災が頻発しています。
トラベルアドバイス
・洪水が発生する地域がありますので現地のニュースなどで情報を入手しましょう。
・シベリア東部の森林に渡航予定の方は、現地の情報を入手の上、森林火災に警戒をしてください。
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❗️危険要因(ロシア) テロに警戒してください ・2016年11月14日に、ロシアの反テロ委員会はテロの危険性が高いことを発表し、ロシア政府は現在、空港や主要公共機関での警戒体制を強化しています。 ・2016年2月8日にはロシアの治安当局がIS(イスラム国)に所属していると思われる7名が、ロシアの複数の都市で大規模なテロを計画したとして、逮捕されています。 ・イスラム国は2015年11月12日にソーシャルメディアを使い、ロシアを攻撃するよう呼びかけをしています。
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⚠️要注意エリア ⚠️1 ウクライナとの国境地帯の一部地域(ウクライナのドネツィク州、ルハーンシク州、ハルキウ州) 【渡航するのは止めて下さい!】 ・ウクライナ軍と新ロシア派(ロシアに支援を受けている)との間での衝突が続いており、内戦状態にあります。 ・誘拐事件等の凶悪犯罪も頻発しています。
⚠️2 クリミア 【渡航するのは止めて下さい!】 ・クリミアはロシア政府が2014年3月21日にロシア領に併合してから、緊張状態が続いています。
⚠️3 チェチェン、イングーシ、ダゲスタン、北オセチア・アラニア、カバルダ・バルカルの各共和国、スタヴロポリ地方及びカラチャイ・チェルケス共和国 【渡航するのは止めて下さい!】 ・ジョージアと国境を接する北コーカサス連邦管区では、武装勢力による襲撃や自爆テロ事件、誘拐が発生しています。
⚠️4 モスクワ 【渡航は極力お控え下さい!】 ・テロ事件が発生する危険性があります。 ・テロ未遂事件が多く発生しています。 ・外国人の誘拐事件も報告されています。
●大勢が集まる場所やデモ集会場所 【要警戒!】 ・テロが発生する可能性があります。
●外国人が集まっている場所(空港、地下鉄、ホテル、野外フェスティバル) 【要警戒!】 ・テロが発生する可能性があります。
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東ヨーロッパの国・地域